I LOVE 基本書

司法試験の基本書や法律書を紹介するブログです。新司法試験の受験に役立つ基本書や、管理人おすすめの基本書、司法試験受験生に人気の基本書のレビュー(おすすめ度はA+からDの5段階です。)を書いています。(当ブログはリンクフリーです。)

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担保物権法 道垣内弘人

担保物権法 第3版 (現代民法 3)担保物権法 第3版 (現代民法 3)
(2008/01/12)
道垣内 弘人

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おすすめ度…B

分かりやすいと評判の担保物権基本書です。
担保物権基本書としては一番人気なのではないでしょうか。
東大の先生らしく、自説を展開されることもありますが、
基本的にはオーソドックスな説をとられているので安心して読むことが出来ます。
結論が羅列されているわけではなく、しっかりと理由付けがされており好感が持てます。
横書き二色刷で、図表も適度に挿入されており見やすさにも配慮してあります。
また民法以外の関連する法律にも触れられていて知識の幅が広がります。
民法総合・事例演習の指定教科書にもなっています。
なお、「現代民法Ⅲ」と命名されていますが、私の知る限りⅠ、Ⅱは存在しません。

2008年に第3版が出ました。

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民法概論2 川井健

民法概論〈2〉物権民法概論〈2〉物権
(2005/10)
川井 健

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おすすめ度…A

学説の整理がすばらしい
文章も理論も分かりやすいです。
図や表などはなく硬派な作りですが、レイアウトはとても見やすいです。
また、内容も我妻説を中心とした通説的見解によっているので安心です。
川井先生の民法概論シリーズの中でも、この物権編は一番のおすすめです。
特に物権総論の部分は文句なしです。
担保物権が少しだけ薄い気がしますが、司法試験レベルであればこれで十分過ぎるくらいだと思います。

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債権総論 中田裕康

債権総論 第三版債権総論 第三版
(2013/08/28)
中田 裕康

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おすすめ度…B

中田裕康先生は今年度から東京大学で教鞭を執られることになりました。
発売されたばかりですが、相当人気のある基本書です。
内容は比較的オーソドックスです。
学説の紹介も詳しくされています。
厚い本ですが、細かすぎる論点に突っ込んだ結果というより、丁寧に説明したら厚くなってしまったという印象です。
債権総論は苦手にしている人も多い分野なので、薄い教科書では不安という方におすすめです。

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民法1 内田貴

民法1 第4版―総則・物権総論民法1 第4版―総則・物権総論
(2008/04/04)
内田 貴

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おすすめ度…A

内田先生の民法総則物権総論に関する教科書です。
民法を初めて勉強する人におすすめします。
というのも、文章が非常に分かりやすいため、民法という学問に慣れるのに適しているからです。
また、事例が多く紹介されているため、具体的な状況が想定しやすいという点も初心者向きだと思います。
ただ、通説から外れたいわゆる「近時の通説」(教科書内でご本人は自説を「近時の通説(有力説)」とおっしゃっています)も見られるため、その当たりを心の隅に置いておく必要があります。
この教科書で紹介されている事例はそのまま学部等のテストで出題されることもあったり、授業中の設問として聞かれることもあるため、他の教科書を使っている方も参考程度に目を通しておくとよいと思います。

一般法人・公益法人法に対応した第4版が出ました。

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事例研究民事法

事例研究 民事法事例研究 民事法
(2008/10)
瀬川 信久、小林 量 他

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おすすめ度…A+

新司法試験受験生が待ち望んでいた全ての要素を充たした演習書の登場です。

まず、本書の特徴として、民法・商法・民事手続法をカバーした超長文の事例問題が収録されている点が挙げられます。
融合問題の演習書は他にもありますが、ここまでの超長文問題を取り上げている本はなかなかありません。
また、予備校などが作成した問題は、判例ベース論点詰め込み型の問題が多く、良問とは呼べないものが多いですが、本書は学者・実務家の先生方が中心に作成しているので、極めて良質な問題が揃っています。
新司法試験で出される問題に近いのは、確実に後者であることは想像に難くありません。
さらに本書は解説が詳しくて分かりやすいのも特徴です。
設問1問につき20頁超もの解説が加えられており、自習用に使ったとしても、十分理解が可能だと思います。
そして、何より、参考答案が付されているという点が本書の一番の特徴です。
本書のような学者が中心になった演習書には、解説が付されていなかったり、答案作成に関しては一言も触れられていないというのが通常でした。
しかし、本書は何より学習者の利便を考えて、参考答案を収録するという形をとっています。
受験生にとっては有り難い限りです。
ただ、答案はかなりレベルの高いものとなっていますので、ここまでのものは書けなくても心配いらないと思います。

さて、ここまで読んで何となくお気づきかと思いますが、これだけの要素を詰め込んだため、本書は極めて分厚くなっています。
そのページ数はなんと850頁以上です。小型六法並みの厚さです。
お値段の5300円も、結構しんどい価格です。
しかし、それでも、この本は絶対に購入すべきです。
今後、司法試験受験生の大部分がこの本を利用することが予想されます。
このレベルの問題に対応できる受験生とそうでない受験生では、結果に相当な差がつくことは明白です。
これだけ便利で実用的な演習書が発売されたのだから、これを利用しない手はないでしょう。
絶対に買いです。今すぐ購入を検討しましょう!

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不法行為法 吉村良一

不法行為法 第4版不法行為法 第4版
(2010/02/27)
吉村 良一

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おすすめ度…B

不法行為の基本書です。
不法行為の分野は条文が少ないにも関わらず、論点はたくさんあるため苦手にしている人も多いと思います。
民法の全分野をカバーしている基本書においては、不法行為に多くの紙面を割いていることは少ないため、不法行為用の基本書を別に用意することが望ましいと思います。
そこで、不法行為の基本書としておすすめするのが、この吉村良一教授の教科書です。
文章も分かりやすく、ページ数も多くないため、初心者でも簡単に読むことができます。
また最新の議論にも触れてあるので、すでに不法行為を学んだ人にもおすすめです。
不法行為における論点は多岐にわたっていますが、この教科書はそのほぼすべてを網羅していると言えるため、不法行為はこれ1冊あれば十分かと思います。
公害問題環境問題については詳しく書かれているため、環境法選択者にとっても使えるテキストだと思います。

民法改正に対応。
要件事実に関する解説も追加され、法科大学院生により役立つ1冊になりました。

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家族法 二宮周平

家族法 第3版 (新法学ライブラリ 9)家族法 第3版 (新法学ライブラリ 9)
(2009/10)
二宮 周平

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おすすめ度…B

家族法(親族・相続法)の基本書の中で、人気NO.1の本です。
家族法の分野は、新司法試験の択一では必ず出題されますし、2008年は論文試験でも出題がありました。
その割に、法科大学院や学部で体系的に習う機会は多くなく、自習に頼らざるを得ない分野でもあります。
この教科書は、事例をとりあげつつ概説がなされており、初心者でも難なく読み進めることができます。
文章の表現自体も丁寧ですごく分かりやすいです。
内容としては、伝統的な通説によるのではなく、独自説を展開されていることが多いように感じます。
また解釈論というよりは立法論ではないかという立論も見られます。
最新の問題には多くの紙面を割いてあり、その点は他の基本書に長じています。

第3版が出ました。

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我妻・有泉コンメンタール民法

我妻・有泉コンメンタール民法―総則・物権・債権我妻・有泉コンメンタール民法―総則・物権・債権
(2010/07)
我妻 榮清水 誠

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おすすめ度…A

民法のコンメンタール(条文ごとに解説を付した)です。
厚さは1488ページと分厚いですが、コンメンタールとしては小型の部類に入る本です。
原著は我妻先生主導で制作された不朽の名著と言われています。

記述は簡潔で分かりやすく、無駄がありません。
内容も通説・判例に依っているため信頼できます。
学習の際に引っかかる点に関しては、ほぼ間違いなく解説がされています。
択一六法などでも、この本の記述をそのまま引用している例も少なくありません。
実務家にも学生にも必須の一冊だと思います。

ただし、本版は民法の現代語化に対応したものですが、その対応が不十分との声もあります(amazon
参照)。
また、紙が薄いため、蛍光ペンなどで線引きするとほぼ確実に裏写りしてしまうという難点もあります。

しかし、困ったときの1冊として持っておいて損はない本です。
特に、基本論点以外の討論も必要なロースクール生にとっては、是非とも持っておきたい1冊です。

農地法の全面改正、割賦販売法や特定商取引法など関係法令改正に関する解説と、重要な新判例を巻末に追補として織り込んだ最新版が出ました。
旧版をお持ちの方は、追補部分のみをこちらからダウンロードできます

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民法総則 四宮 和夫、能見 善久

民法総則 第8版 (法律学講座双書)民法総則 第8版 (法律学講座双書)
(2010/04/28)
四宮 和夫、能見 善久 他

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おすすめ度…B

民法総則の名著として知られる基本書。
民法総則に関する多くの文献においてこの本の記述が引用されています。
なので、手元に1冊あれば、調べごとに重用します。
学説としては通説ではなく異端の部類に入るかもしれませんが、通説の問題点に気づかされます。
文章は丁寧で分かりやすいです。

待望の第8版。
5年ぶりの改訂です。

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民法講義(4-1)契約 山本敬三

民法講義〈4‐1〉契約民法講義〈4‐1〉契約
(2005/11)
山本 敬三

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おすすめ度…B

圧倒的な分厚さ。
この厚さで債権各論の内、契約の分野しかカバーされていません。

そうすると、中身もよほど濃いものと想像されるかと思いますが、
必ずしもそうではなく、要件事実的な記述が多く、論点的にはそこまで細かく突っ込んだものではありません。

ただ、もちろん押さえておくべき論点はしっかり押さえてありますし、
契約法の総論的部分にもかなりの頁を割いてあるので、そのあたりを苦手とする学生にはおすすめです。
契約締結上の過失とか事情変更の法理は特に詳しい。
契約法の総論的な話は新司法試験にも出やすいところなので、一度しっかり押さえておくと良いと思います。

通読するのは無謀で、辞書的に使うのが本書の正しい使い方と思われます。

これ1冊あれば、契約法の分野に関しては困ることはおよそないと思いますので、買って損する本ではないでしょう。
余裕がある方は是非購入を検討してみてはいかがでしょう。

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