I LOVE 基本書

司法試験の基本書や法律書を紹介するブログです。新司法試験の受験に役立つ基本書や、管理人おすすめの基本書、司法試験受験生に人気の基本書のレビュー(おすすめ度はA+からDの5段階です。)を書いています。(当ブログはリンクフリーです。)

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会社法事例演習教材 前田・北村他

会社法事例演習教材 第2版会社法事例演習教材 第2版
(2012/04/05)
前田 雅弘、洲崎 博史 他

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おすすめ度…A

会社法演習書が少なく、特に事例演習ができる教材は皆無に近い状態です。
この本は京大系の先生方が編集なさっており、信頼できる1冊です。
まず事例が載っていて、次に問題が載ってます。
さらに章ごとに説例が準備されており、後半の説例の問題には一応の解説がついています。
事例形式がとられていますが、会社法の重要な論点はほぼ網羅されており、この1冊をマスターすれば、新司法試験にも十分対応できると思います。
ゼミ等で使うのがいいと思います。
問題の長さとしては、それほど長くはないです。
難易度はそこそこで、細かい設問には難しいものも用意されています。
答案作成を想定した設問とそうでないものがあります。
参考文献は、江頭先生と龍田先生の体系書が主に挙げられており、会社法の論点につき深く調べたい人には物足りないかもしれません。
ただ、試験対策という意味では、細かい論点について文献を調査するということは不要であるので、さほど気にする必要はないかと思います。

江頭先生の基本書の第2版に対応した参照頁の読替えが公表されています。
http://www.yuhikaku.co.jp/yuhikaku/kaisyajirei20080225/TUIHO.pdf

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株式会社法 江頭憲治郎

株式会社法 第4版株式会社法 第4版
(2011/12/19)
江頭 憲治郎

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おすすめ度…B

会社法の大家、江頭教授による新会社法対応の本です。
江頭先生は会社法改正にも大いに関わっておられるため、新法の解釈には信頼が持てます。
基本書と呼ぶにはあまりにも分厚く、辞書と呼ぶ方が適切かもしれません。
そのため一見するととっつきにくく感じますが、実際に読んでみると文章は非常に分かりやすく、細かい論点は脚注として書かれるに留まるため、大事な論点だけを読み進めることができ、大いに会社法の理解が深まります。
脚注にも重要なことが書かれているため、脚注も併せて読むとさらに良いと思います。
司法試験受験生だけでなく、実務家の方も使われることを念頭に置いてある(むしろこちらがメイン)ため、事案に即した解決を導くことができます。
ただし、索引は使い勝手がよくありません。
目次に書かれているものは索引には載ってないのです。
また、およそ全ての会社法の分野を網羅していますが、個々の論点については理由付けが薄かったりします。
他の教科書(以前紹介した神田先生の本等)で会社法の体系を学びつつ、江頭先生の本を辞書代わりに使うのがおすすめです。

会社法事例演習の指定教科書になっています。

第2版では、金融商品取引法や民法などの改正に対応したそうです。
第3版が出ました。版を重ねるごとにカバーがダサくなってる気がします。
第4版が出ました。ちょっとだけ格好良くなりました。

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会社法 神田秀樹

会社法 第13版 (法律学講座双書)会社法 第13版 (法律学講座双書)
(2011/03/09)
神田 秀樹

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おすすめ度…B

新会社法に対応してる教科書の中では最も売れている本だと思います。
非常に薄いですが、文章も分かりやすくて、会社法をはじめて学ぶ人にはおすすめの一冊です。
最低限の論点は網羅されてますので、これ一冊を隅から隅まで読んでおけば試験対策としては十分だと思います。
もっとも、会社法を深く学びたい人にとっては物足りない部分があるのも否定できません。
理由付けが不十分で結論のみを書いている感は否めません。
しかし、やはり基本書としてはこの本を選ぶのが無難かと思います。
足りないところは他の基本書や百選の解説で補えばよいでしょう。

第13版が出ました。
詳しくは弘文堂のHPにて

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演習会社法 弥永真生

演習会社法 第2版 (法学教室ライブラリィ)演習会社法 第2版 (法学教室ライブラリィ)
(2010/12/22)
弥永 真生

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おすすめ度…C

弥永先生が法学教室で連載されていた会社法の演習問題をまとめたものです。
会社法の演習本が少なかった頃は重宝しました。

この本は問題文も適度な長さで、そのまま答案練習にも使えます。
また、詳しい解説が付されているので、自習も可能です。
値段が安く、分厚くないというのは魅力です。
中身の議論は比較的高度です。
ただ特別解説が分かりやすいというわけではないです。

第2版が出ましたが、演習書が出揃った現在はあまり価値を感じません。

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商法判例集 

商法判例集 第4版商法判例集 第4版
(2010/10/04)
山下 友信;神田 秀樹

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おすすめ度…A

会社法、商法総則・商行為法、手形小切手法などの商法関連の判例集です。
百選のように解説が加えられているわけではなく、事案の概要、判旨の紹介を基本としています。
判例ごとに数行から半ページ程度の極めて簡潔なコメントが付されています。

百選の場合、会社法、商法総則・商行為法、手形小切手法とそれぞれ別冊になっており、3冊も揃えるとなると大変です。
たかが(というと語弊があるかもしれませんが…)択一のために、会社法の他に2冊も百選を買いたくはないところです。
この判例集であれば、商法総則件、商行為法28件、手形小切手法42件の判例が収録されているため、択一対策のためであればこの判例集で十分だと思います。
また、使うかどうかはともかく、保険、海商、証券取引の判例も収録されています。

会社法施行後の最新判例も収録されているため、会社法判例百選の補完もできます。
合計243件の判例が収録されています。

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会社法入門 前田庸

会社法入門 第12版会社法入門 第12版
(2009/12/12)
前田 庸

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おすすめ度…A

入門とは名ばかりの分厚い基本書です。
内容はオーソドックスです。
まあ、独自説も説も多いですが…。
会社法の基本書としては一番理論面で詳しいのではないかと思います。
本気で会社法理論を学ぼうという方はこの本がおすすめです。
結論の列挙ではなく、きちんとした理由付けがなされており分かりやすいです。
江頭先生の『株式会社法』は実務を意識した作りとなっていますが、前田先生の『会社法入門』は初学者から司法試験受験生・実務家までの幅広い読者を対象として書かれています。
同じ辞書系基本書でも、江頭先生の本はどちらかというと手続面、実務面を重視しており、前田先生の本は理論面を重視している印象です。
司法試験受験生としては、前田先生の基本書の方が役に立つと思われます。


第12版が出ました。

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会社法大要 龍田節

会社法大要会社法大要
(2007/05)
龍田 節

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おすすめ度…B

神田先生では薄すぎる、江頭先生、前田先生では分厚すぎると思う方にぴったりの厚さの基本書です。
江頭先生の本とともに、会社法事例演習教材の教科書に指定されています。
文章は分かりやすく、理論も明快です。
ところどころに龍田先生ならではのユニークな文章が見られ、読んでいてクスリと笑ってしまいます(蛸配当の説明において、タコが自らの足を食べるのに喩えたものだが、それを実際に見た者はいないなど)。
楽しみながら読むことができるので、通読するのもそれほど難しくありません。
索引は、項目番号によるものなので、好き嫌いがあるかもしれません。
辞書的に使うには少し使いづらい印象です。
しかし、これ1冊あれば司法試験には十分すぎるので、特に他の教科書を使う必要はないと思います。

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