I LOVE 基本書

司法試験の基本書や法律書を紹介するブログです。新司法試験の受験に役立つ基本書や、管理人おすすめの基本書、司法試験受験生に人気の基本書のレビュー(おすすめ度はA+からDの5段階です。)を書いています。(当ブログはリンクフリーです。)

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行政法読本 芝池義一

行政法読本 第3版行政法読本 第3版
(2013/04/05)
芝池 義一

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おすすめ度…

京都大学の芝池先生による行政法の基本書です。
1冊で行政法の総論から救済法の分野までカバーしています。
文章は簡潔で分かりやすい反面、少々単調に感じる面もあります。
内容的には、十分司法試験レベルにも対応できると思われます。

条文の引用や判例の引用もあり、学習者に配慮した作りになっています。
特に水道法や、食品衛生法など小型の六法に収録されていない条文も引用されているのは好感が持てます。
また、項目ごとに設問が付されています。行政法は具体例をイメージしにくい分野なので、初学者にとっては助かります。

行政手続法における、分かりにくい弁明・聴聞の手続に関しては、図表を用いるなどの工夫もされています。
また、コラムなども多く、通読の際には楽しく読むことが出来ます。

行政法を学び始める最初の1冊としては、この基本書を選んでおけば間違いないのではないかと思います。

第3版が出ました。

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行政法入門 藤田宙靖

行政法入門 第6版行政法入門 第6版
(2013/11/11)
藤田 宙靖

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おすすめ度…B

元最高裁判事の藤田先生による行政法の入門書です。
とても分かりやすいです。
行政法をやったことがない人はこの本から始めてみるのもいいと思います。
行政法の全体像をつかむにはちょうど良い厚さです。
頑張れば数日で読めます。

行政法体系を銀河に喩えるなど、壮大なスケールで書かれており、読み物としても面白い本です。
ことあるごとに宇宙の話が出てくるのは、お名前のせいもあるのかと思っています。

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行政法概説1 宇賀克也

行政法概説1 行政法総論 第4版行政法概説1 行政法総論 第4版
(2011/03/10)
宇賀 克也

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おすすめ度…B

東京大学の宇賀先生による行政法総論の教科書です。(行政救済法は行政法概説2にあたります。)
大変分かりやすく一気に読み進めることができます。
読みやすい反面、若干物足りなく感じる点はあるかもしれません。
また読みやすいけれども、必ずしも行政法理論が理解できるというわけでもありません。
ただし、手続法の分野や情報公開制度の分野に関しては、かなり詳しく書かれており、他の教科書と比較しても秀でている点だと言えます。
なお、従来の伝統的な行政法理論にとらわれない近時の行政法理論に基づいているため、公法・私法二元論などにはほとんど触れられてません。

第4版が出ました。

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行政法要論 原田尚彦

行政法要論行政法要論
(2010/03)
原田 尚彦

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おすすめ度…A

文章が平易で分かりやすいです。
宇賀先生や塩野先生と異なり、これ1冊で行政法の全分野をカバーできるのも良い点です。
内容もオーソドックスで分かりやすいです。
ただ若干、通説と異なる部分もあります。
特に救済法の分野で独自説が顕著にあらわれています。
コンパクトですが薄すぎると言うことはないと思います。

ようやく改訂されました。
これまでは、ちょっと古いという弱点がありましたが、これで文句なしです。

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事例研究行政法 曽和俊文、金子正史

事例研究行政法事例研究行政法
(2008/05)
不明

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おすすめ度…A

曽和俊文、金子正史、占部裕典、荏原明則、北村和生、中原茂樹、野呂充、安本典夫の関西の各先生による共著です。
これまで行政法にはこれといった演習書がありませんでした。
この本は、行政法の事例問題を望む法科大学院生の声に応えたものです。
本書には、まず長文説例、法文等の資料が挙げられており、その後、解説、関連問題などが付してあります。
事例問題の多くは、各先生が所属する法科大学院の試験で出題されたものであるので、学生の答案を見ての解説もコラムとして載せられています。
答案において触れるべき条文、論点が示されており、自習や自主ゼミでは気づけなかった点に気づくことができます。
事例問題は約30問もあり、関連問題を含めると50問以上もの問題が掲載されており、問題数としては十分だと思います。

問題の質はよく練られた良問が多い印象であり、また量としても新司法試験ほどの長さではないが、適度な長文であり、十分新司法試験対策になると思われます。
また、解説中の判例には百選の番号やケースブックの番号が付されており、学習の便宜も図られています。
解説が付されているので自習用の教材としても使えますが、解説がそれほど詳しいものではないため自主ゼミなどで利用する方が効果的かと思います。

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行政法(1) 塩野宏

行政法〈1〉行政法総論行政法〈1〉行政法総論
(2009/03)
塩野 宏

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おすすめ度…A

行政法の通説的な基本書と思われる本です。
この本は3部作のうちの第1巻であり、行政法総論の分野を扱っています。
行政救済法や行政組織法の分野に関してはそれぞれ2巻、3巻が扱っています。
この本の特徴として、伝統的な行政法理論と、現代的な行政法の問題をともにカバーしているという点があります。
従来の基本書(田中二郎先生の基本書など)は現代的な行政法の問題に対応しておらず、最近の基本書(以前紹介した宇賀克也先生の基本書など)は伝統的な行政法理論に触れていない感がありますが、この本はそのどちらもカバーしている点で優れています。
しかし、文章が難解で分かりにくいという面は否めません。
また、最近はその理論に批判も多いところです。
特に初学者には行政法の基本書の最初の1冊としてはおすすめはしません。
しかし、他の基本書で物足りなさを感じている方には是非難しさを覚悟の上で挑戦してもらいたい1冊です。

3月下旬に第5版が出る予定です。
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641130548

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